一、記憶を保つのが難しくなる(記憶間違えが多くなる、忘れっぽくなる)
日常的に使っているサイトならともかく、久しぶりに来たサイトについてはレイアウトなどは全く覚えていません。
自分のサイトを覚えてもらっている、という思い込みは遠くはるかかなたに捨てましょう。
二、耳・目が悪くなる
ハイ、老化の中で一番大きなのはこの二つかもしれません。
まず、カタカナなどを聞いて書き起こすことが難しくなります。
さらに、カタカナなどを読んでも、その通りに書き写すことも出来なくなります。
これは、目に入ったものを心の中で読んでいて、それを写すからのようです。
さらに目が悪くなるので、細かいことを認識できなくなります。目の焦点を合わせるのが大変なのです。これは老眼が始まった方だったら「うぉぉぉぉ」と思われる筈。
すると、知らない言葉を自分の知っていそうな言葉に置き換えたり、よく分からないものを勝手に解釈するようになります。
また、検索ができなくなります。目の前に書いてあるものを(ややこしいカタカナなど)そのまま打てない。
これは60歳代前半くらいから顕著になります。デジタルに慣れてようが、慣れていなかろうが、エキスパートでない人(通常使う程度の人)では、大体そうです。仕事でずっとネットを使っている人でもそうです。本当です。
三、さらに、常識という石が積み重ねられます。
皆さん、歳を取っていくにしたがって「自分ルール」というのが確立されます。
そりゃそうですね。
となると、サイトにも自分ルールが適用されていると思いこみます。
そりゃそうですね。
そう、ところが、ルールは得てして違うのです。
ECの場合、メーカーで絞り込み検索をして、そのまま永遠に絞り込まれた状態でサイトが存在していると思う人もいれば、常に真っ白になっているべき、と思う人もいます。そして、それぞれが「このサイトは常識が無い」と少しお怒りになります。
なので、説明が必要です。超必要。さっき書いたからいいやとか、別のページに書いてあるからそこ見てもらおうとか、そういう手抜きダメ、絶対。
よく、ユーザーテスト後にウェブマスターさんと話すと、大体気を抜いたところが見事シニア層が引っ掛かるところになっています。
四、都合のよいことしか読まない(自分の常識は他人も常識)
体も老化していますので、読むの面倒になります。
つまり、読み飛ばします。都合の良いことだけを読みます。自分ルールにすんなりはいるところを読みます。
だって、画面でずっと読むの結構きっついですよ?
この辺が矛盾しているのですが、しつこく、目に留まるように、読みやすく、重要なことを説明していただきたいのです。
五、失敗するのが面倒になります。
好奇心はとてもあります。インターネットも慣れています。
私の周りでも10年近くネットをやっていて、普段からネットを使っているシニア層、たくさんいます。
が、スクロールしないのです。失敗、というほど大げさではありませんが、スクロールをして自分が欲しい情報がえらえっるのかどうか判断(スクロールしても失敗しないという判断)をしてからでないとスクロールしていただけないのです。
ですから、全てをファーストビューで判断します。このページを見る価値があるかどうか。それを判断するのに時間が掛かります。若者はスクロールを始めるのに12秒、50歳以上だと40秒以上かかります。
これ、以前ウェブにかなり熟達した方にやってもらったのですが、若い方の数倍は時間かかってました。驚きました。のりピー風に言うと「驚きマンモス」ですよ。もう、全然古いですよね。すみません。
さらに、途中で横線とかあると、「これはページの終わりだ」と勝手に認識します。
スクロールもしなければ、思い込みもたくさん。そう思わせるパーツが悪いのです。
さらに、間違った!と思ったらすぐに戻ります。電光石火、光陰矢のごとし(意味不明)
初心者や閉じます。×ボタン大好きです。
ページナビゲーションなんて使いませんよ、戻るボタン、風の如しです。
失敗するのも恐れるようになるので、満足閾値が低いです。
たとえば、iPhoneとか、デモ機を触って満足する方多いです。
- シニアも使えるウェブサイトを作る時の5つの留意点: 使いやすさを考えてみる。(アクティブシニア・シルバー層の現場から)
(Source: petapeta)